こちら、先日プラネタリーヘルスの講演「微生物がつなぐ人と環境の土の回復」を聞いて良かったという身内から渡されて読んだ本。
改めて私が地球に住まわせてもらっているという気持ちになる。
人と地球は一体。
「自分」と「地球」を分断せず、自分も地球のシステムの一部であると考えて地球全体の健康を実現していこう…こんな考え方で(プラネタリーヘルス)。
地球の土を守るためにも、私たちは土にやさしい食べ物を選んでいくことが重要だ。
農業については、EU圏でプレハーベスト(収穫前にグリホサートを散布する)を無くそうとしている傾向が強い中で日本は明らかにその流れに逆行してきている点なども数々指摘されている。
(ホクレンの北海道大豆の問題など)。
今至るところでの殺菌消毒については…
「消毒が当たり前になった世の中では、子どももかつてのように微生物に触れる機会が減ってしまった。
腸内を含む常在細菌の多様性、環境に共生する微生物の多様性も失われて、今後感染症のかわりに免疫の暴走による疾患も増えるであろう」とも。
腸内環境と心身の不調との関連についても情報豊富だ。
内容は私が知っている先生方が以前から言われていることも多い。
今後、地球に不要なものが自然淘汰されていく中で、地球と共に歩んでいけるようなそんな行動を意識していきたいものだと改めて思う。