◆腸内環境が良い人・悪い人、何が違うのか? 〈その1〉

11/29/2023

COVID-19 マグネシウム ミネラル リーキーガット 亜鉛 悪玉菌 栄養不足 炎症 抗生物質 腸内環境 腸内細菌








長年乳酸菌生産物質を販売してきている。


できるだけ多くの患者さん使っていただきたいと村上院長が長年(株)バイオジェノミクスさんと開発に関わってきているものだ。

たくさん売れているわけではないけれど、使っていただいた方からは好評をいただいている。

他院さんにも卸してきた。

なぜ、皆さんにそこまで乳酸菌生産物質をおすすめしたいのか。

実はこのところのインフレに伴って、この乳酸菌生産物質の原料代も大幅に上がってしまい、これまでのような安価では提供できなくなる可能性が出てきた。

それでも良いものだから、今後もクリニックにて販売を続けて、皆さんに使ってもらいたいという村上院長の強い思いもあり、今回私なりに乳酸菌生産物質の魅力について考えてみた。

そんな私も、実はもう何年も外野でその開発を見守ってきた一人(のつもり)だから。

なので〈その1〉。


さて、

真の健康を手に入れるには、どうやら腸内環境をよくすることがとても大切であることがわかってきた。

腸内環境がよいと、病気にはならないという。

腸から余計な毒物を体に入れずに済むからだ。


では、腸内環境がよい人とよくない人の差は何なのか。

これは食事が良いとか抗生剤やPPIなどの薬は飲まない、遺伝…など様々ある。
あと日々の心のあり方も大きい。
ストレスは腸内環境にすごく影響するから。

さらに腸内細菌がよい人は、
結論としてミネラルバランスが整っていることが大きいのだろうか。

ミネラルの状態がよければ、ちょっとやそっと不摂生な食事や生活をしたところで、簡単に腸内環境は乱れない。

消化酵素、代謝酵素を支えるのは鉄、亜鉛、銅といったミネラル達だ。

これらのミネラルがバランスよく蓄積されていれば、体内に多少の毒素が入りこんだところで、これらを体外に排出する働きもしてくれる。

では腸内環境に影響するミネラルバランスがいまいちの人は、どんなことをしたらミネラルが整うのか?

個体差もあるのでなかなかむずかしいのかもしれないけれど、できるだけ食事は自然のものを食べて、自然のサイクルで生きること。

そしてやはりかつての日本人が食べていたような食事に戻すことか。

「まごわやさしい」と以前から言われるけれど、日本人は本来の日本人の身体に合った食べ物を食べるのが一番なのだ。

基本は
穀物、大豆、小魚、貝、野菜、海藻、自然塩など。

食物繊維もたっぷり摂る。

苦手でなければ白米よりは玄米、発芽玄米を食べる。

小麦製品や乳製品、甘い物はできるだけ控える。

これらに加えてストレスをためない、生活習慣を見直すことも大切。


こうして腸内細菌が整ってくると、酵素やビタミンが豊富に作り出されて、食べたミネラルなども吸収しやすくなるというわけだ。


ところで、
糖質制限を推奨したり「肉、魚などのタンパク質をたくさん摂りましょう」といわれる先生方は多い。

ただこれは100人いたら100人全員に当てはまる話ではないのだと思う。

糖質制限をがんばることでかえって身体を悪くしてしまう人もいる。

一所懸命肉を食べることで下痢をする人もいる。

それには理由があって、たとえば元々食事量が少ない人(少食)の中には、糖質が少ないとエネルギー回路がスムーズに動かずに代謝が悪くなり、あちこちに不調が出る人もいる。

体のどこかに炎症があるような人は、食べても吸収などに問題が出てくるので、うまく栄養を取り込むことができないのだ。

だからタンパク質をできるだけ摂ったほうが良いケースもあるし、その人に合った方法はケースバイケースなのだ。


そしていま、このように栄養が偏った人達も多いともいう。

だから、もし体調がいまいち良くないとか、腸内環境が乱れているといった自覚が少しでもあるようであれば、食生活や日常習慣の改善にプラスして、乳酸菌や酪酸菌などお手軽なサプリに頼って腸内環境を良くしていくのもひとつの手なのだ。

すでに乱れているような人であれば、これらは飲んだ方が改善は圧倒的にはやい。

腸内の状態が良くなると、炎症だけでなく体全体が整い、肌の吹き出物なども消えてつやつやしてくるのがわかる。

そんなわけで、トータルの健康を目指して、当院では乳酸菌等の整腸剤の摂取は積極的におすすめしている。

※続く

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