有害金属、
そこまで神経質になってもはじまらない。
ただ日本人は、食事の影響もあって、どうしても水銀やカドミウム、ヒ素、アルミニウムなどの有害金属が溜まりやすいという。
体の中の毒素排出という意味でいえば、
何よりもまずは普段から腸内環境をよくして便秘をなくすことが大切だ。
というのも、身体の毒素の約7割は水に溶けやすいため、尿や便、あと汗などで排出されていくというから。
(残りは脂溶性でなかなか排出しにくい)
まず、
水銀のケース。
よく言われるように、ヒトが食事から摂取してしまう水銀といえば、マグロや大魚からが最も多い。
うちの子のかつての主治医でもある先生、
お寿司が好物でいつも本マグロを食べていたところ、検査をしたら水銀が過剰に溜まっていることがわかったのだそう。
デトックスをされて今では水銀は低値になったと。
やはりマグロや大魚を食べるか食べないかだけでも体内の水銀量はかなり違ってくるようだ。
この先生、今では本マグロは控えて、養殖マグロを時々いただく程度にされていると。
養殖はホルモン剤など別な問題があるけれど、水銀は少ないからと…何をとるかだ
水銀過多だとさまざま不調が生じてくるものだけど、中にはたくさんの水銀を体に取り込んでしまっていても、影響を受けにくい人もいるという。
そういう人は亜鉛や銅、鉄、マンガン、硫黄などのミネラルバランスがよくて代謝がいいから、摂ってもうまく排泄されていくわけだ。
亜鉛たっぷりの牡蠣
だからミネラルのバランスが整うことはとても大切。
一方で、ミネラルのバランスが凸凹していてミネラル輸送障害などがある人だと、水銀はなかなか排出されずに体内に蓄積されていく。
こういう人は消化酵素がうまく働かず腸内環境がよくない人が多いから、とにかく腸内環境をよくすること。
ところで、
デトックスがむずかしいといわれている水銀。
実はある簡単な方法で少しずつデトックスする方法もある。
それは魚をある一定期間やめること。
水銀の暴露量をなくすわけだ。
水銀の半減期は約半年とのことだから、半年以上摂取しない日を続けることで、体内の水銀は少しずつ減っていくというわけだ。
あと、
サプリメントなどでの解毒法もあるけれど、自然食材、たとえば玉ねぎやニンニク、ブロッコリーなど硫黄を多く含む食材をたっぷりとることがおすすめだ。
サウナでたっぷり汗をかくなども良い。