タンパク質の摂り方は様々いわれるけれど、ぜったいコレ!ということはないはず。


そもそも体の状態や腸内細菌は生まれつき皆ちがうし、子どもの頃から食べてきているものでも今の胃腸の状態はちがってくる。

どんなものを食べるとお通じが緩くなってしまうとか病気になるなど、本人しかわからないことがたくさんある。そういう私、

以前はずっと胃腸が弱く、いうならば慢性胃炎、機能性ディスペプシア、IBSだった。







理由はおそらくだけど、小さな頃から自律神経の緊張が続きやすいタイプだったことが大きいし、ある時期から長年PPI (プロトンポンプ阻害薬)を使い続けていた。

少食でタンパク質をとる量が少なかったこともある。

今もけっして胃が強いわけではないけれど、ずいぶん元気になったものだ(ペプシノゲン検査は毎回優良結果グッド!)。

近所のスーパーに菊芋が。





で、

体はタンパク質でできているから、当たり前にタンパク質は大事。

ドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質だって、体の代謝を支える酵素だってタンパク質でできている。

でもそういうことに気づいて、それまであまりタンパク質を摂っていなかったような人が一所懸命タンパク質をとり出してもうまくいかないという。

たくさん摂ってしまうとどうなるかといえば…胃もたれが始まったり、便が緩くなってせっかく摂った栄養はきれいに外に流れていってしまったり…。

これは消化や吸収がうまくいかないから。

(私もそうだったニコニコ) 








というのも、胃の中で分泌する胃酸も消化酵素もやはりタンパク質でできているから、タンパク質をしっかり摂らない人は胃酸だって出にくいてという。

消化がいいからと炭水化物など消化がラクなモノを食べ続ければ、なおさら消化がむずかしい体になる。

ましてPPIを飲んでいた人なんかは、さらに胃酸も出にくくなっている。

胃酸が出なければ腸も不調になり、それがずっと続けば次は腸に別な問題が生じてくる。

対策として、

それまであまりタンパク質を摂っていなかったような人は、体が改善するまで肉や魚などはむりせず少しずつ食べていくのがいいようだ。

脂っこいものはできるだけ少量にして。

まあ何はともあれ腹8分目に。

食べ方を工夫する方法もあるけれど、これはまたビックリマーク

お米も雑穀を入れて炊くことで、栄養価はグンと高まるから、そういうのも意識するといい。

他の対策として

「塩酸ベタイン」などのサプリメントを使う方法もある。








塩酸=胃酸、ベタイン=天然アミノ酸。

胃酸補助として米国では一般的に使われているし、タンパク質に特化して消化を助けてくれるのだ。

これは栄養療法の先生方が摂られているという話をされていたので、私もしばらく摂っていた時期があるけれど、たしかに良い。

サプリに頼ることを気にせず、しばらく飲んでリズムを作っていくなどの方法もある。

胃酸が出だすと、栄養は上から下にスムーズに降りていくから、体だけでなく思考も変わって来る。

あと胃腸がよくなくて痩せている人の中には低血糖の人も多い。

低血糖になるとアドレナリンやノルアドレナリンが過剰分泌されて、お腹が動かなくなる。

私も今も合間合間に補食をとる。その人にとって必ずしも何が良いのかはわからないから、まずはいろいろトライして、胃腸が気持ちいい方法を探るのがいいのだと思う。

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