最近、骨粗しょう症だから「カルシウムをたくさん摂りましょう」という話はあまり聞かなくなり、原因は亜鉛不足やマグネシウム不足、複数のミネラル不足…複数の方がこんな風にいわれる感じがする。
つい先日は約10年、オリゴスキャン(表皮のミネラル蓄積量を測定するマシン)を臨床で使っている先生のお話を聞き、それも納得(中山晴美先生)✨
その先生の結論の一部、
長年骨粗しょう症の患者さんを追っていくと(平均年齢70歳)、コントロールと比べて特に亜鉛、ケイ素、マンガンが足りていないと。
ケイ素はコラーゲン生成に関わるし、骨密度の増加にも影響する。
そして患者さんに亜鉛や銅、マンガンを2年近く摂ってもらった結果、骨密度が下がりにくくなることもわかったと。
(もちろん骨質や骨密度の状態はミネラルだけでは決まらない)
あと「どうしたらミネラルをバランスよく増やせるのか」について、おもしろかった。
まず亜鉛単体が体に充足するメリットが大きいのかもしれないと。
亜鉛だけを摂った患者さん達が、
体内でも亜鉛だけが増えていくかと思いきや、マグネシウムや鉄も引っ張られるように改善されていった例もあり、結果として有害金属も全体的に減ったと。
Mgや鉄が増えるのは、亜鉛を必要とする1000近くの酵素が回り出すからなのか、
腸内環境などの改善も関係しているのか?
私もオリゴスキャン、扱うことがあるから参考になる。