食事の摂り方は本当に個体差があるから、絶対にコレがいいとは言い切れない。
そんな私は、矢作直樹先生がずっと言われてきている「穀物、野菜、海藻、塩(自然海塩)、水があれば生きられる 」に、日本人は少しずつ戻っていくのがいいのではないかと思う。
穀物の中には体に必要なタンパク質が入っている。
また大豆や小豆、インゲン豆、蕎麦、胡麻、麻などは雑穀に含まれるという。
私も昨年、初めて発芽玄米炊飯器を導入してからは、最もスタンダードな食べ物は小豆玄米(酵素玄米)になった
もちもちで美味しいし栄養価も高いし、自身の体に合っている感じがするから。
とはいえこの話をすると、
栄養カウンセラーやっているのに普段は炭水化物メインなの?なんて聞いてくる人もいる。
それに世の中いまだに糖質制限的な考えが人気だし、分子栄養学でも栄養状態は血液検査のいくつかのタンパク項目を重要視することが多いし、従来の栄養計算も価値観が少し違う。
ただ先生の話にも時々出てくる「ベルツの日記」で有名な話だけど、
当時(明治)の人力車夫の日本人、ほとんど炭水化物の食事だけで、ベルツ(70キロ)を乗せて東京から日光まで110km、休みなしで10時間走り続けたという。
試しに人力車夫に肉を食べさせたところ、かえって疲れやすくなり走れなくなったということ。
これが本来の日本人的な体なのだろう。
戦後、複雑な政治的背景から日本の食生活は変わり、小麦や肉などが登場したことで体が変わり、日本人はそれまでメインだった穀物では体が持たなくなってしまったのか?
(でもそのおかげで戦後の日本人が栄養不足に陥ることは免れたようだ)
といっても先生は基本は「好きなものを感謝していただきましょう」というお考えの方だし「◯◯は食べてはいけない」とは言われない。
私もお肉や魚、卵などは日々少しずつ食べている。
お米は発芽玄米を。
このことについては、また後日。