(内容)
1、コロナ感染は腸内フローラのバランスに関係?
・Covid-19症状は人によって異なる
・善玉菌と症状に関連性?
2、リーキーガット症候群ってどんな症状?
・”腸管からの”漏れがアレルギーの原因
・リーキーガットによりこんな病気になる
3、COVID-19と血中ビタミンD濃度の関係
・ビタミンDの働き
・COVID-19と血中ビタミンDに関する論文
・COVID-19 感染患者の臨床結果を改善する可能性
・COVID-19 死亡率とビタミンDのパターン
4、知られざるミネラル原液のこれだけの効果!!
・黒雲母から抽出したミネラル添加液「ミネラ21」
・クスリ代わりにもなる
・水に混ぜると水は腐らなくなる
5、オーソモレキュラー療法体験記~ペプシノゲン検査を受けて「弱った胃粘膜、蘇っていた!」
・ペプシノゲン検査とは
・胃粘膜は年月をかけてしっかり修復するようだ
6、ビタミンCはどう飲むのが効率的なのか?
・ビタミンCの代表的な働きについて
・ドーズレスポンスの話
・どのように摂取したらいい?
・おこぼれのビタミンCが皮膚に回っていく?
7、本当のところ「水素」はなぜ身体に良い?
・水素が活性酸素を除去するメカニズム
・ビタミンCには水素の役割は果たせない
8、新コロ予防・病気予防は"コレ"で腸粘膜を整えればいい
・ビタミンC、D、亜鉛は粘膜バリアを強化してコロナウイルスの侵入を断つ
・各ビタミンの摂取量について
9、精度の高いミネラル・有害金属測定器「オリゴスキャン」体験記
・手のひらに光を照射してスキャニングしていくだけ
・ミネラル・有害金属ともに日常の食生活が反映している
・従来のミネラル検査との違い
10、歯周病が大腸がんと関連。治療すればリスク低下も
(時事メディカルより)
・菌が大腸がん組織に
・歯周病の治療を
11、意外に知らないミネラルの話~マグネシウムにさまざまな効能
(時事メディカルより)
・皮膚のバリア機能を回復させるMg
・こむら返りはMg不足
・ミネラル少ない日本の軟水
12、長寿地域を調べてわかった、長寿の食生活+腸内細菌のこと
・古代人の腸内細菌「ファーミキューテス菌」
・長寿者が多い地域も「ファーミキューテス菌」が多い
・奄美諸島の長寿に多い「アッカーマン菌」
・やはり遺伝…?
13、元気な高齢者は酪酸産生菌を多く持つ。丹後地域在住高齢者の便をメタ解析
(medical tribuneより)
・腸内細菌叢とサルコペニアの関係を検討
・ロジスティック回帰分析で健康な高齢者での菌群の占有率を検討
14、「イソフラボンの摂取が多いと認知機能障害リスクが高まる」と国立がん研究センターが報告
(YAHOO!JAPAN ニュースより)
・研究グループが発表した報告とは?
・今回の報告への受け止めは?
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1、コロナ感染は腸内フローラのバランスに関係?
こちらは「Forbes JAPAN」より引用させていただきます。
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染した場合の重症化のリスクについて、腸内細菌のバランスの崩れが影響している可能性があることを示す研究結果が発表されている。
また、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)にかかった後、長期にわたって後遺症が続くこと(「Long Covid」と呼ばれる)にも、腸内細菌の不均衡が関連している可能性があるという。
ヒトの腸内に存在する細菌の種類や量(腸内フローラを形成)が、がんや感染症、自己免疫疾患など、さまざまな病気と戦う力において重要な役割を果たしていること、さらには精神疾患のリスクにも影響を及ぼしていることが、過去の研究結果で示されている。
◆Covid-19症状は人によって異なる
Covid-19のパンデミックが発生して以来、SARS-CoV-2ウイルスに感染した場合の反応には、人によって非常に大きな違いがあることが伝えられてきた。大半の人が軽症から中等症にとどまる一方、なかには重症化し、入院を必要とする人もいる。
Covid-19が重症化するリスクについては、年齢や性別、人種・民族、持病の有無など、影響を及ぼしているとみられるいくつかの要因が特定されているものの、説明が難しい理由で重症化している人たちもいる。
重症化するかどうかを分ける要因の一つが、SARS-CoV-2への感染に対して、免疫系が過剰反応、「サイトカインストーム」を起こすかどうかだ。この反応が、呼吸困難や過度の炎症による複数の臓器の損傷などを起こし、重症化につながる要因となっている。
◆善玉菌と症状に関連性?
細菌叢の研究が専門の香港中文大学の黃秀娟教授と研究チームは、腸内フローラのバランスが崩れていることが、重症化を招く可能性について調査を行っている。
軽症から重症までの感染者100人と、感染していない78人から採取した糞便サンプルを調査。それぞれの腸内の微生物の種類と数を分析した結果、感染者とそれ以外の人の腸内にある微生物と量には、明確な違いがあることを確認したという。
また、重症者は軽症者と比べ、腸内フローラのバランスがより大きく崩れていたことも分かった。黃教授は、「免疫の防御機能を調節していることが確認されている善玉菌が不足していた」と説明している。
抗生物質の使用の有無や年齢など、腸内フローラの構成に影響を与える可能性がある要因を考慮すると、重症化と(善玉菌の)フィーカリバクテリウム プラウスニッツイ(フィーカリ菌)、ビフィドバクテリウム ビフィダム(ビフィズス菌)が少ないことに、有意な関連性があることが示されたという。
研究チームはそのほか、血液サンプルを調査。善玉菌が少ないほど、炎症が起きているときに血中に現れるタンパク質のレベルが上昇していることを確認した。
チームはその他、こうしたバランスの崩れた状態はCovid-19からの回復後も続くのかどうかを調べるため、感染者の一部について、回復したと判断されてから30日の追跡調査を行った。その結果、フィーカリ菌もビフィズス菌も少ないままであることを確認したという。
これらの結果は観察研究によって得られたものであるほか、腸内フローラは多くのものに影響を受けることから、別の研究による裏付けが必要であることは確かだ。だが、黄教授と研究チームは、マイクロバイオームの不均衡が継続していることが、いわゆる「Long Covid」の一因となっている可能性があるとみている。
教授と研究チームは、感染者の善玉菌の状態を変えることによってSARS-CoV-2感染への反応を改善し、回復時期を早めることが可能かどうかについても、研究を行っている。
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2、リーキーガット症候群ってどんな症状?
◆腸管からの漏れがアレルギーの原因
リーキーガット症候群とは「腸管からの漏れ」です。
説明の前提としまして、まず腸内には3つ働きがあります。
1、食べたものから栄養を摂取する。
2、化学物質や腸内細菌といった健康に害を及ぼす恐れのあるものが血流に入ることを防ぐ。
3、免疫グロブリンという科学物質を保ち、腸内細菌と異種タンパク質と結合させて腸壁に付着するのを防ぐ。
そして1について。
専門用語になりますが、身体が腸から栄養分を吸収するために使う経路は経細胞経路、傍細胞経路の二つがあります。
経細胞経路を使って栄養分は上皮細胞の中を通り、
傍細胞経路を使って栄養分は上皮細胞同士の間を通る。
この細胞同士の結合は密着結合と呼ばれ、非常に複雑です。
その密着結合(わずか10~15オングストロームの長さ)の能力の問題をリーキーガット(腸管からの漏れ)と表現するそうです。
つまり細胞間の隙間ということでしょうか。
この部分が正常に作動していないと、通しても良いもの(栄養)と阻止すべきもの(危険性のあるもの)が正しく監視されず、本来は漏れてはいけないもの(腸内細菌や毒素、腐敗ガス、未消化栄養素…等)が漏れ出してしまい、体内での炎症の発生に繋がるわけです。
この漏れ出したものにより、アレルギー反応に繋がります。
身体はそれらを異物ととらえて防御しようとするわけです。
こうして、代表的なところでは小麦や大豆などが完全に消化される前に血液内に侵入してしまい、それがアレルギーとなっていくわけです。
◆リーキーガットによりこんな病気になる
リーキーガット症状を生じさせるものとしては、主に以下があります。
・グルテンに含まれるタンパク質(グリアジン)
・精製糖
・オメガ6脂肪酸の過剰摂取
・抗生物質
・塩素処理した飲料水
・薬品
・ストレス
このほかにもたくさんあります。
そして。
漏れてはいけないものが漏れ出すことで生じる可能性がある病気が主に以下です。
・関節リウマチ
・食物アレルギー
・喘息
・湿疹
・炎症性腸疾患
・HIV
・糖尿病
・自閉症
・アルツハイマー
・パーキンソン病
など。
またアメリカでは子宮内膜症や卵巣チョコレートのう胞を持つ女性の体質も、リーキーガット症候群という診断をするそうです。
その体質改善は婦人科やアレルギー内科、スキンケア内科によって行われる、と。
(サプリメントショップ情報です)
ただ、実はアレルギーの原因については、こうした医学的なことばかりとも言えなさそうです。
また次回書きます。
(参考:『腸の力であなたは変わる』(デイビッド・パールマター著)他)
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3、COVID-19と血中ビタミンD濃度の関係
ビタミンDには免疫を調節する作用があり、感染症、がん、アレルギーなど様々な疾患に効果が期待されています。
(以下は株式会社ヘルシーパス「Nutrients for preventive medicine®」より)
■ビタミンDの働き
ビタミンDの代表的な働きは、腸管からのカルシウム吸収や骨形成の促進ですが、その他にも免疫調節の役割があります。
特に感染症対策としては、生体に侵入した病原体をいち早く感知して発動する第一線の生体防御機構である、自然免疫系のマクロファージや樹状細胞をサポートすることがわかっています。
最近ではCOVID-19に対するビタミンDの働きが注目されるようになっています。
■COVID-19と血中ビタミンDに関する論文
ビタミンDの血中レベルの平均値と、COVID-19によって引き起こされる症例と死亡率との間に潜在的な関連があるという仮説を検証。
欧州20か国のビタミンDレベルと、100万人当たりのCOVID-19による罹患率と死亡率を集計したところ、ビタミンDレベル(平均22.4ng/ml)、COVID-19症例数/月(平均 295.95)、死亡者数/月(平均 5.96)だった。
国ごとのビタミンDレベルとCOVID-19によって引き起こされる症例と死亡率との間に負の相関関係がみられた。
特にスペイン、スイスでは高齢者のビタミンDレベルが非常に低く、COVID-19 にとても弱い集団だと考えられる。
(Petre Cristian Ilie et al., AgingClin Exp Res.2020 Jul; 32(7):1195-1198.)。
■COVID-19 感染患者の臨床結果を改善する可能性
(サウスイースタン・フィリピン大学:査読なし)
COVID-19感染の 212 症例の臨床結果と血清 25(OH)D(ビタミンD)レベルの分析。
症状は「軽度」「中等」「重症」「最重症」の 4 つに分類された。
結果、軽度:49 例(23.1%)、中等:59 例(27.8%)、重症:56 例(26.4%)、最重症:48 例(22.6%)であり、ビタミンDレベルが低いグループほど重症、最重症の割合が多かった。
また、ビタミンDレベルが高いほど軽度が多く、重症化が少ないことが分かり、ビタミンDの状態は臨床結果と有意に関連していた。
〔MarkM. Alipio,Vitamin D supplementation could possibly improve clinical outcomes of patients infected with Coronavirus-2019 (COVID2019), April 9, 2020〕。
■COVID-19 死亡率とビタミンDのパターン
COVID-19感染780例のコホート研究。
感染者の血清 25(OH)D(ビタミン D)レベルについて次のように分類。
正常:>30ng/ml、不十分:21-29ng/ml、欠乏:<20ng/ml。
ビタミンD欠乏と不十分の死亡者はそれぞれ98.9%、87.8%である一方、血清25(OH)D が正常だったグループの死亡率はわずか 4.1%だった。
ビタミンDの血中レベルが30ng/mlを下回ると死亡の可能性が急激に増加することが分かった。
(Prabowo Raharusuna et al., Patterns of COVID-19 Mortality and VitaminD:An Indonesian Study, April26,2020)
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4、知られざるミネラル原液のこれだけの効果!!
「すべての病態、すべての病弊、すべての病気を追求すると、 ミネラル欠乏にたどり着く」こう言ったのはノーベル賞を2度受賞(化学賞、平和賞)した米国のライナス・ポーリング博士。
「ミネラルの働きにより、酸素の働きを強化、体内細胞水を活発化させ、また酵素と結合して、血液や細胞中の老廃物・汚染物質を排出し、体に必要な菌をバランスよく増やし、悪い菌を死滅させ、体内機能を穏やかに再生させるのが、ミネラルなのです」
こちらはミネラ21販売元の「サンケン環境株式会社」さん資料からの一部引用。
■黒雲母から抽出したミネラル添加液「ミネラ21」
先日、私も東京大学名誉教授の矢作直樹先生の「我が国のこころ塾」にてミネラルの原液についての大変面白いお話を聞いた。
今現在市場では、多種類のミネラル原液が出回っているけれど、矢作先生が例に出されたのは「ミネラ21」という商品。
ミネラ21は、豊富なミネラル元素を含有する黒雲母(くろうんも)から天然のミネラルを抽出したミネラル添加液。
先生はかつて医師の仕事がメインだった頃、仕事でミネラ21の効能効果を調べていた時期があったそうで、そのご縁で今でも使われている。
■クスリ代わりにもなる
調べた結果、わかったのが以下なのだそう。
(類似品であるミネラルの原液が山ほど市販されているので、たぶん他のミネラル原液でも近い効果が得られる?)
●傷が早く治る。
●消毒効果もある。
最大で1000倍希釈でも効果あり。
●皮膚のかゆみがなくなる(炎症が収まる)
アトピーにも1000倍希釈で効果的。
慣れたら100倍希釈などにして、次第に濃くしていく。
●炎症が収まる。
●風邪の引き始めの咽頭痛には50倍希釈。
痛みが強い場合は10倍希釈の時も。
自然経過とは違い、数時間内で痛みが取れるそう。
●うがい
患部に15秒浸すなど。
そして先生ご自身は今も毎日以下のように使われている。
●野菜、果物を洗う。
塩素等の中和のために1000倍希釈。
●1000倍希釈でアルコール代わりにもなるので食器やまな板の消毒にも。
など。
自然のものでこれだけの用途に使えるって、、、ミネラルってやっぱり未知だ!!
■水に混ぜると水は腐らなくなる
私がミネラ21がいいなと思った最大の理由は「水道水にミネラ21を混ぜてそのまま置いておいても水は腐らない」ということ。
他にも化粧水代わりになるとか、料理に使えるなどが業者さんから聞いたこと。
水に混ぜると薄いレモン水みたいな味になる。
「植物の生育が早くなる」とのことなので植物にも薄めてあげている。
クスリ代わりにもなるし、特に今のご時世は家庭にひとつあるのもいいのかなと思う。
5、オーソモレキュラー療法体験記~ペプシノゲン検査を受けて「弱った胃粘膜、蘇っていた!」
こちらは(↑)私が先日受けたペプシノゲン検査(血液検査)の結果だ。
■ペプシノゲン検査とは
ペプシノゲン検査は主に胃がんのスクリーニング目的で行われるという。
食べ物の消化に関与する物質ペプシノゲンの血中濃度を測定して、胃粘膜の萎縮状態を調べる。
萎縮が進むと胃がんになるリスクが高くなるという原理。
結果はなんとA!!
■胃粘膜は年月をかけてしっかり修復するようだ
ところで私、
いつからこんなに胃粘膜がきれいになっていたのだろう!?
というのも私が最後に受けた胃カメラ検査はたしか10年前だ。
当時私は重度の慢性胃炎で、プロトンポンプ阻害薬(ネキシウム)を1年半くらい継続して服用していたくらい。
長年胃に負担をかけた結果、当時ですでに中度の萎縮性胃炎、胃液がちゃぽちゃぽ溜まった胃カメラ写真が懐かしい…。
その後、胃を放置したわけではない。
あることがきっかけとなり、それまでの生活を振り返るようになり考え方や価値観が変わり出した。
あるときピタッとビールやワインも要らなくなった。
そのおかげ? 今、胃粘膜の状態がかなり改善した模様。
理由はよくわからないけれど、ただありがたい。
少し前に量子波動器であるメタトロンの施術を受けた時も、考えてみたら胃からの情報は何も出てこなかったのだけれど、その時は気にもしていなかった。
私の胃から発している周波数はどうやら今はとても穏やかなものなのだ。
大切にすれば臓器はしっかり応えてくれる、やっぱりそんな風に思った。
メタトロンについては、また後日に。
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6、ビタミンCはどう飲むのが効率的なのか?
こちらは足立区・ミルディス皮フ科の理事長である村上義之医師が書いたテキストの一部抜粋となります。
■ビタミンCの代表的な働きについて
さて、サプリメントの代表といえば、多くの方がビタミンCを思い浮かべることでしょう。
美容に興味のある方にとっては、「ビタミンC=美白」かも知れません。
では、普通にシナール錠を1日3回、1粒(250mg)ずつを毎日飲み続けると、どんどん肌が白くなってゆくのでしょうか?
まず、ビタミンCの代表的な働きとして下記のようなことが挙げられます。
☆酸化還元反応に関わる
ビタミンCは、脂質代謝やホルモンの生成など、体のなかのさまざまな酸化還元反応に関わっています。
ビタミンEとの組み合わせで、抗酸化作用を発現し、酸化されたビタミンEを元に戻す働きがあります。
☆コラーゲンを作るために必須
ヒトの体のタンパク質の約3割を占めるコラーゲンは、繊維状のタンパク質であり、皮膚・血管・軟骨などに存在して組織を強固にしています。
コラーゲンを合成するためには、ビタミンCが欠かせません。
☆鉄の吸収を助ける
鉄は主に赤血球を作る材料になるミネラルです。
さらにはミトコンドリア内でのエネルギー産生にも欠かせません。
鉄には2種類あり、動物性食品に含まれているヘム鉄と、植物性食品に含まれている非ヘム鉄があります。
ヘム鉄は体に吸収されやすいのですが、非ヘム鉄は吸収効率が悪いことが知られています。ビタミンCを一緒に摂ると、非ヘム鉄の腸からの吸収があがります。
その他)
☆免疫力アップ:白血球の走化性亢進
☆酵素の補酵素
アドレナリンやオキシトシンなどの神経伝達物質やホルモン産生、脂肪酸をミトコンドリア内に運搬してエネルギー産生に使えるようにするカルニチンの産生、などに関わる酵素の補酵素。
☆メラニン色素産生抑制
ビタミンCは、メラニンが作られる際に働くチロシナーゼ酵素の活性を阻害するとされています。
また、一度合成された酸化型の黒色メラニンを還元型の淡色メラニンにすることもわかっており、ユーメラニン(黒色メラニン)合成抑制作用と、合成されたユーメラニン(黒色メラニン)を脱色する2つの効果が期待できます。
■ドーズレスポンスの話
ところで。
分子栄養学を習うと、最初に教えていただくこととして「サプリメントを効かせるカギ」なるものがいくつかありますが、中でも今回は「ドーズレスポンス」「局在を考える」とビタミンCについてお話したいと思います。
〈ドーズレスポンス〉
栄養素の最低必要量と最適量(至適量)は異なるということ。
使用量によって作用が異なる、目的によって使用量が異なるということでもあります。
この表のように各栄養素において、使用量によって作用、目的が異なります。
現在、日本ではビタミンCについて成人では1日の推奨量が100㎎(2015年版食事摂取基準)と設定されています。
健康な状態であればそれでも良いのかもしれませんが、病気になると栄養素の必要量は異なってきます。
またヒト、サル、モルモットなどはビタミンCを自分では作れませんが、ヤギ、ブタ、犬などの動物は自分の体内でビタミンCを合成できます。
中でも健康なヤギは1日に7gのビタミンCを合成しますが、病気になると100gのビタミンCを合成して対処していると言われています。
すなわち、自分でビタミンCを作れない我々ヒトは状況に応じて摂取量を調整すべきだと考えられます。
■どのように摂取したらいい?
それには見づらいですが、下記のグラフにあるように経口(内服)では決して点滴静注のような高い血中濃度は得られないということを先ずは知っておかねばなりません。
それもあって、ビタミンCのガン治療目的での点滴は100gなどの大量投与が必要となります。
では、経口(内服)ではどのような摂取の仕方がよいのでしょうか?
・ビタミンCが排泄される4時間以内に次のビタミンCを摂取することで、血中濃度を上昇させることができる。
・ビタミンCの吸収率から考えると1回1gの内服が効率的である。
・だから、ビタミンCは1gずつ1時間ごとの頻回摂取が有効!
とされています。
こうした効果的な内服方法を知っておいて、自身が風邪をひいた時などに応用されると良いでしょう。
ビタミンC血中濃度と得られる効果をまとめたものが下記の表になります。
目的別にビタミンCの摂取至適量(1日あたり)のおおざっぱな目安としては、以下を参考にしてみてください。
・怪我を治りやすくする:100mg
・風邪:1~10g
・副腎疲労:数10g
・ガン:100g
私自身は副腎疲労で甲状腺機能低下まで生じていた時は、上記の1時間ごとの内服を目標に10g以上を連日内服していました。
身の回りの至る所にビタミンCサプリメントを置いておいて、気がつくといつでも摂取できる環境を作っていました。
今でも私の引き出しにはビタミンCなどのサプリがゴロゴロ入っています。
普段は1日3gを目標に、小分けにして飲むように意識しています。
「風邪かな?」などの時には1gずつの内服に切り替えます。
■おこぼれのビタミンCが皮膚に回っていく?
話しは変わって「コラーゲンを多く含む食品を食べると肌がプルプルになる(コラーゲンが増える)」というイメージは世間一般に広まっているものかも知れません。
しかし実際にコラーゲンは体内でアミノ酸などの低分子レベルまで消化・分解・吸収され、身体が必要とするところで必要なものに再構成されるための材料となります。
すなわち、その材料が肌のコラーゲンを作るために使われるとは限らないわけです。
たとえコラーゲン産生に使われたとしても、そのコラーゲンは皮膚以外の臓器の血管壁の構成成分になるかもしれないのです。
残念ながら消化・分解・吸収された材料は、自分が希望する場所ではなく、身体が必要としている場所で使われるわけなのです。
栄養素の使用には優先順位があります。
個々人での違い(欠乏や病気などの状態の差)はあるのでしょうが、栄養素ごとに大まかな優先順位があります。
それが栄養素の「局在」であります。
下記は自分では人間同様にビタミンCを作れないモルモットへの投与経路を変えたビタミンC投与後の分布です。
血中濃度があまり上がらない内服(経口)では、脳、水晶体、副腎に黒い色素が集積しています。
一方で点滴した個体では、内服では見られなかった肝臓、腎臓などに加えて、切断面の皮膚にも輪郭を縁取るように色素が集積しているのがわかります。
すなわち、点滴などを行って最重要(最も必要とされている)臓器にビタミンCが行き渡った後で、皮膚にもビタミンCが供給されることがわかります。
これが優先順位です。
私には経験はありませんが、ガン治療目的で連日100gのビタミンC点滴をされておられた方々は、皆さん肌が白くなったとのことです。
下記は横軸にビタミンC投与量、縦軸にビタミンCの臓器内濃度を示しています。
これからわかるのは、ビタミンCの投与量が少なくても副腎と脳だけは必要な濃度が維持されやすいということです。
要は、皮膚などの優先順位は低いということです。
必要とされる優先順位の高い臓器に行き渡った後、おこぼれが皮膚にも回ってゆくのでしょう。
では、最初の問いかけである「普通にシナール錠を1日3回、一粒(250mg)ずつを毎日飲み続けるとどんどん肌が白くなってゆくのでしょうか?」に対する私の答えは、、、
「恐らく困難だろう」です。
では、どうするのか?
美容と健康を兼ねてのビタミンCの静脈投与が有効なのだろうと思います。
こうしたことから、当院でも高濃度ビタミンC点滴(10g)を再開することになりました。
内服についても、ビタミンCの血中持続時間は1gでも4時間と短いですから、まとめて大量に摂取するよりは小分けにして頻回に飲みましょう。
少なくともビタミンC欠乏による壊血病までは行かないまでも、動物実験の下記参考資料にもあるように「表皮が薄くなる」「紫外線照射によるメラニン色素の生成が増加」「老化の進行」は避けたいものです。
あとは、皮膚なのですから、外からの投与、外用という方法があります。
是非とも当院オリジナルの「GOVC-フラーレン ローション」もお試し下さいね。
ついでに知っておいて頂きたいのが、
「皮膚へのビタミンC塗布は紫外線を浴びる前が効果的」であるということです。
ビタミンCが紫外線により産生される活性酸素種を消去することによって、紫外線による細胞障害を抑制することが知られています。
(以上)
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7、本当のところ「水素」はなぜ身体に良い?
水素といえば、ある一定の層では水素水、水素風呂、水素吸入器など自宅で使用できる商品が話題になっているし、医療機関によっては水素点滴などのニーズもあるという。
そんなわが家ももう何年も水素水サーバを使ってきている。
当時水素水サーバを採用した一番の決め手は「飲むだけで活性酸素を除去してくれる」だった(「二日酔いにも良い」と)。
とはいえイマイチわかりにくい水素。
どんな原理で活性酸素を除去してくれるのか?
■水素が活性酸素を除去するメカニズム
「次世代医療「メガ水素療法」の提案」という論文を読んだら、大変わかりやすい水素の説明があったので、こちらに一部引用させていただきます。
↓
〈ミトコンドリア内におけるヒドロキシルラジカル>
細胞呼吸の際にミトコンドリアで発生する活性酸素(ROSs)は種々存在するが、そのうち、老化や治療が難しい疾患の原因となる細胞傷害を引き起こすROSsはヒドロキシルラジカルだけであるといっても過言ではない。
ヒトはヒドロキシルラジカル以外のROSsを消去する機構を備えているけれども、細胞内のあらゆる物質を攻撃し、老化や癌などの難病の原因物質となることが知られている酸化活性の最も強いヒドロキシルラジカルを特異的に消去する機構を備えていない。
ミトコンドリア内は、呼吸の際に種々の活性酸素を生成する場であることから、ヒドロキシラジカルもまた発生しやすい場所である。
したがって、細胞質だけでなく、ミトコンドリア、細胞核など細胞内小器官の内側におけるヒドロキシルラジカルを如何にして消去するかが疾病の予防と改善のための課題となる。
すなわち、重要なことは、ヒドロキシルラジカルが発生し得るミトコンドリア内部のマトリックスのあらゆる場所において、ヒドロキシルラジカルを消去する技術を確立することである。
(著者:市川祐介1、佐藤文平1、平野伸一1、黒川亮介1、武藤佳恭2、佐藤文武1
所属:1. MiZ株式会社 研究開発部 2. 慶應義塾大学 環境情報学部)
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■ビタミンCには水素の役割は果たせない
そして、大量の水素はミトコンドリア内部のヒドロキシルラジカルを消去し、難治疾患を改善することがわかったのだという。
なお活性酸素を除去することで一般的に知られているビタミンCはミトコンドリア内部に透過することはできない。
このため「メガ水素療法」はポーリングによるメガビタミン療法のみならず、今なお治すことが困難なガンなどの慢性炎症疾患の改善効果を実現するということだ。
(以上)
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8、新コロ予防・病気予防は"コレ"で腸粘膜を整えればいい
腸粘膜を整えることが新コロや様々な病気の予防に繋がります。
でも腸の粘膜ってどのように整えるのでしょう。
今月13日のFaceBookにて、国際オーソモレキュラー医学会の会長である柳澤厚生先生が、サプリメントの視点から以下の投稿をされました。
【ビタミンC、D、亜鉛は粘膜バリアを強化してコロナウイルスの侵入を断つ】
私が会長を務める国際オーソモレキュラー医学会では、パンデミック発生1ヶ月後にはコロナの感染予防にビタミンC、D、亜鉛の摂取を推奨しています。
この予防の仕組みを丁寧かつ詳細に述べた論文が出ているので解説をします。
https://www.frontiersin.org/.../10.../fnut.2020.606398/full
人間の口腔から腸の表面にある粘膜細胞は、細胞間接着装置により隣同士の細胞と強固に接着してバリアを作り、ウイルスの侵入から守っています(図左と中央)。
(図も柳澤先生の投稿より)
ところがビタミンC,D,亜鉛が欠乏すると接着装置が機能不全を起こしてウイルスの侵入を許してしまいます(図の右)。
ビタミンC、D、亜鉛は細胞間接着装置を構成するタンパク質の生成に大事な役割を果たしています。
この3つの栄養素は日本人に不足気味であり、ビタミンDに至っては70%の人が低下~欠乏しています。
ビタミンC、D,亜鉛を欠乏させないように食事やサプリメントで十分に補って新型コロナ感染を予防しましょう。
先生の説明のように、細胞間に隙間ができてしまうと、良いもの(栄養)と阻止すべきもの(危険性のあるもの)が正しく監視されず、腸から体中に本来は漏れてはいけないもの(腸内細菌や毒素、腐敗ガス、未消化栄養素…等)が漏れ出してしまい、体内での炎症の発生に繋がってしまいます(=リーキーガット症候群)。
■各ビタミンの摂取量について
各ビタミンの摂取量に関して国際オーソモレキュラー医学会は以下を推奨しています。
もうあちこちでも言われていますが、花粉症などはビタミンDを毎日摂取して、体内のビタミンD量を増やすことでかなりな部分を改善できます。
(1)ビタミンC/3,000mg/日 (またはそれ以上。分けて服用。)
(2)ビタミンD3/2,000IU /日 (1日5,000IUで開始、3週目から2,000IUに減量。 5,000IUは125μg、2,000IUは50μgに相当)
(3)亜鉛/20 mg/日
(4)マグネシウム/400 mg /日(クエン酸マグネシウム、リンゴ酸マグネシウム、または塩化マグネシウムとして)
(5)セレン/100 µg /日
(以上)
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9、精度の高いミネラル・有害金属測定器「オリゴスキャン」体験記
■手のひらに光を照射してスキャニングしていくだけ
あるご縁で「オリゴスキャン」というルクセンブルク製のミネラル・有害金属測定マシンの体験をして来た。
日本でも医療現場ではすでに10年近く使われており、予防医療を実践する場では有用なマシンとされてきている。
ただ、予防医学に理解が少ない日本では医療機器として認可されるにはまだしばらく時間を要するとのこと。
このオリゴスキャン、非侵襲性で気楽。
手のひらの皮膚表面四カ所に光を照射し、手のひらの組織中にある各ミネラル・有害金属それぞれ特有の波長濃度(380~730nm)をキャッチして測定していくだけ。
約1分で体内の必須ミネラル20元素と有害金属(有害ミネラル)14元素の測定結果がネット経由でルクセンブルグから届くのだ。
■ミネラル・有害金属ともに日常の食生活が反映している
で。
私も検査をしてもらったところ…
数十秒で結果が届いた!
PC画面上のレポートをザザーッと見てみると、、、赤線(ミネラルが過度に不足状態)はほとんどないけれど…
亜鉛が過度に不足しているようだ。
亜鉛は一応日々サプリでも摂っているのだけど…?
すると業者さんから「もしかして普段お肉をあまり食べませんか?」と。
たしかに昔から魚のほうが多い。
以前フェリチン(鉄)の数値が低かったこともあり、ヘム鉄を摂ったり、できるだけ意識してお肉を食べるようにし出したのがここ数ヶ月だ。
そのおかげなのか、ここのところ鉄不足はだいぶ解消されたみたいで調子が良いけれど。
その業者さんは少し前まで亜鉛の数値がかなり高かったそうなのだけど、その原因は過剰な肉食であったと。
その後、肉を減らしてプロテインなどでバランスをとるようになったら次の検査でガタッと落ちて、今ではこのマシンでの標準値をキープしているというのだ。
当たり前なのかもしれないけれど、普段から食べている食事内容によって検査結果に傾向が出てくると。
たとえば玄米食が何年も続いている人の中にはカドミウムが多めの人がいたり。
インスタントコーヒーをよく飲む人はアルミニウムが多かったり。
ヒトの身体は神秘だから、結果がこうだから良いとか悪いということではないのだと思うけれど。
それでも甲状腺に問題があるような人は、やはりヨウ素が過剰に少なかったりという結果は出るようだ。
私は昔から魚をよく食べるわりには有害金属の数値は悪くないとのことで良かった。
解毒がうまくいっている?
不足しているケイ素やマグネシウムは、日本人は元々不足傾向であるらしいから気にしなくてよさそう。
まあ、こんな風に簡単に、しかもかなり正確に体内の状態がわかるマシンというわけだ。
■従来のミネラル検査との違い
ところで。
ミネラル・有毒金属測定といえば、以前から血中や毛髪、尿、爪での検査も行われてきているそうだけど、このオリゴスキャンとの違いは何かといえば。
たとえば毛髪や爪だとすでに排泄されたミネラルや有毒金属を測定するために、結果は主に体内で過剰となっているものが測定されやすいと。
でもオリゴスキャンの光センサー技術であれば組織生検との相関性が確認されているため、正確なミネラルバランス測定が期待できる。
(ミネラル、有害金属は主に脂肪細胞、組織で働いたり悪さをする性質があるために、従来は組織生検測定が理想的と)。
手のひらで検査をする理由は、生体特長として手のひらにはメラニンが存在しないため。
また手のひらの発汗の影響もほとんど受けないことがわかってきていると。
ただ業者さんがいわれるには、このマシンが亜鉛を基盤としていることで、亜鉛が低いと総合評価が低くなる傾向があると。
身体は数1000の酵素の反応で機能していて、この酵素の働きを支えるのがミネラルだ。
ミネラルが身体にバランスよく存在しないと体内の均衡がとれなくなってしまい病気発症の原因となってゆく。
また水銀やアルミニウム、ヒ素などの有害金属は体内に入ると、ミネラルや酵素の働きを阻害していく。
時にオリゴスキャンで体内の状態をチェックして、生活を見直してみるのも良いのでは。
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10、歯周病が大腸がんと関連。治療すればリスク低下も
「時事メディカル」より
軽症も含めて国民の約80%がかかっているとされる歯周病はさまざまな病気との関係が分かっている。
近年、注目されているのが大腸がんとの関係だ。歯周病が治癒すると大腸がんリスクを低下させるとする研究成果が報告されている。横浜市立大学付属病院(横浜市)消化器内科の吉原努医長に最新の事情などを聞いた。
■菌が大腸がん組織に
歯周病は糖尿病、動脈硬化性疾患、肥満、誤えん性肺炎、アルツハイマー型認知症など、多様な病気との関連が明らかにされている。がんでは主に口、喉、食道や膵臓(すいぞう)との関係が示唆されてきた。ここ10年ほどで大腸がんに関する研究が進み、重症の歯周病患者は、大腸がんの発症リスクが約2倍高くなることが分かっている。
「きっかけは、口腔内に常に存在し、歯周病の原因となるフソバクテリウム・ヌクレアタム(以下、ヌクレアタム)という細菌が大腸がん組織で発見されたという研究成果です。その後、大腸がんに含まれるヌクレアタムの量が多い患者ほど大腸がんによる長期的な生存率が低いなど、多くのことが分かってきました」
■歯周病の治療を
吉原医師らのグループは最近、注目すべき研究成果を明らかにした。「大腸がんの患者さんの4割以上で、だ液と大腸がん組織のヌクレアタムが同一であることを報告しました。では、歯周病を治療すれば大腸がん組織のヌクレアタム量が減るのかと考え、調べたのです」と説明する。
「その結果、歯科治療で歯周病が改善した大腸がん患者さんのグループでは、便中のヌクレアタムの量が歯科治療前に比べて明らかに減少しました。歯周病が改善しなかったグループやもともと歯周病のないグループでは変化しませんでした」
大腸がんのリスクを高める原因については、「ヌクレアタムが宿主の炎症を引き起こしてがんの進行を促し、免疫によるがん細胞への攻撃力を弱めるといったメカニズムが考えられています」と吉原医師。
「歯周病をきちんと治療すれば大腸内のヌクレアタム量が減り、大腸がんのリスクが低下する可能性があります。大腸がんを含むさまざまな病気の予防のためにも、歯周病の治療や口腔ケアをしっかり行いましょう」と呼び掛けている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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11、意外に知らないミネラルの話~マグネシウムにさまざまな効能
↓ 以下、とてもわかりやすい内容でしたのでWeb「時事メディカル(11/30配信)」より転載させていただきます。
ビタミンについてご存知の人は多くなりましたが、その一方、ミネラルのことは知られていないのが現状ではないかと思います。特に、マグネシウム(Mg)についてはその重要性についてほとんど知られていないのではないでしょうか。糖尿病や心筋梗塞、片頭痛、大腸がん、すい臓がんをはじめアトピー性皮膚炎や水虫など多くの疾患に関わり、ダイエットやアンチエイジングにも効果があるというMg。糖尿病とMgの関係ついて研究を続けてきた横田邦信・東京慈恵会医科大学客員教授に話を聞きました。
(聞き手・文 海原純子)
■皮膚のバリア機能を回復させるMg
海原 マグネシウムがアトピー性皮膚炎や水虫予防に効果があるというのは、ほとんど知らなかったのでちょっと驚きです。
横田 アトピー性皮膚炎は、戦後の食生活の変化や社会環境の変化と関係があるとされています。特に食生活では、穀類の大幅な摂取減少に伴いマグネシウムの摂取量が減少したことと関わりがあるとされています。皮膚の角質層には、皮膚を丈夫にするセラミドがありますが、この中でアシルセラミドの減少が、アトピー性皮膚炎の乾燥皮膚の原因とされています。Mgはこのアシルセラミドの合成産生能力を高めて、皮膚のバリア機能を回復させるなど皮膚の調子をよくするのです。
アトピーの人が海水浴に行ったり、塩分の濃い温泉に行ったりすると、皮膚の具合がよくなるということを聞かれたことがあると思いますが、これは海水や温泉に含まれるMgが関わっていると考えられています。Mgが真菌の増殖を抑え、角質のバリア機能を維持することで、水虫の予防や改善にも効果があります。
Mgを食事でしっかり取ることと、皮膚に直接触れることによる作用が大事といえます。
海原 Mgを食事で取らない傾向は、食生活の変化と関わるということですが、これは生活習慣病とも関係しますね。先生はこれに関して、大規模な調査を発表なさっています。
横田 生活習慣病との関係では、糖尿病との関係に興味を持ちました。日本人は太っていなくても糖尿病になりやすい理由の説明が、肥満、高脂肪食や運動不足などだけでは難しく、何か他の理由があると考え、食生活の変化との関係をつぶさに調べ上げました。その結果、穀物、特に大麦や雑穀の摂取量が、戦後激減したあたりから糖尿病が増えだしていることを見いだしました。
そして、穀物に多く含まれる 「Mg摂取量の激減が糖尿病発症に関わる」という仮説を立てて、臨床研究を行いました。
■こむら返りはMg不足
海原 Mgといってもピンとこない人が多いと思うのですが、Mgとはどんなものなのでしょうか。なぜ不足すると問題が起こるのでしょうか。
横田 Mgはとても大事なミネラルなのですが、長い間、カルシウム(Ca)の陰に隠れた、負の歴史がある「忘れられたミネラル」で、一般にはほとんどその大切さが知られていません。
Mgは歯・骨の重要な構成成分であるほか、神経や筋肉の働きにも必要不可で、欠かせないミネラルです。Mgが不足すると、筋肉のけいれんやこむら返りが起きやすくなります。血管を拡張させて、血圧を下げる方向に作用し、血管の緊張を調整します。Mgは天然のCa拮抗薬と呼ばれるゆえんです。
海原 血圧を下げる効果もあるのですね。こむら返りの予防になるというのは知りませんでした。ストレッチを頻繁にしているのに足がつる、という人がいますが、マグネシウム不足かもしれないですね。
横田 こむら返りは、明け方に多く、運動のし過ぎや過度の飲酒、脱水などの後に起こりやすく、Mg不足が基本にあることがほとんどです。Mg不足によって、筋肉がつりやすい上に、筋肉の過収縮を防ぐ腱紡錘の筋肉センサーの働きが低下して、筋肉の過収縮が起こります。また、運動はエネルギーを消費しますが、エネルギー産生には多量のMgを消費するので、よりつりやすくなるのです。
海原 頻繁にこむら返りを起こす人は、Mgを取ることが予防になりそうですね。
横田 さらに、Mgは体内の600種類以上の酵素の働きを活性化します。不足すると、細胞の機能が低下して、さまざまな臓器の機能障害が起こり、疾病を引き起こします。例えば、Mgが不足するとインスリンの働きが悪くなり、糖尿病やメタボなど生活習慣病の発症リスクが高まります。
■ミネラル少ない日本の軟水
海原 私は硬水が好きで、マグネシウムが多く含まれるヨーロッパのミネラルウオーターのコントレックスやエビアンを飲む習慣があるのですが、こうした硬水は日本ではないですよね。軟水が中心ですから。こうした水の種類も、日本のマグネシウム不足と関係あるのでしょうか。
横田 ヨーロッパと日本の地形と土壌の違いが、水の硬度にも表れます。日本は火山灰が多く、また川の上流から海までの距離が極端に短いので、ミネラルの含有量が少ない軟水がほとんどです。軟水はミネラルの含有量が少ないので、口当たりはよいのですが、欧米の水と比べて、MgやCaの摂取源としては期待できません。Mg不足に拍車を掛けることになります。
一般に日本人は軟水に慣れているので、硬水を好まない傾向にあります。「硬水は、えぐいから嫌」とよく言われますが、このえぐさの原因は、Mgが多いからではなくてCaが多いからです。最近は、マグネシウムを多く含みCaとのバランスを調整して開発された、機能性食品のスパークリングウォーターも開発されています。
海原 マグネシウムは便秘を防ぐ効果もありますね。
横田 Mg不足と便秘は、切っても切れない関係があります。Mgには水を引き寄せる作用があり、Mgをしっかり取ると、消化された食物は水分を多く含むようになり、大腸が刺激されて排便が楽になります。
最近、歯周病との関連も注目されています。Mgが不足すると唾液内の免疫グロブリンの分泌型IgA濃度が低下して、口腔内の殺菌作用が低下し、歯周病が悪化することも指摘されています。
海原 マグネシウムを効果的に取るには何を食べればいいですか。
横田 食品のマグネシウムは加工・精製されるほど減ってしまいます。ですから、市販の16穀米を混ぜたりするのがいいと思います。また、そばも良い摂取源ですし、そば湯にもMgが含まれています。また、天然のにがりを使った豆腐は、パッケージに「塩化マグネシウム含有物」とか「粗製海水塩化マグネシウム」とありますから、こうした豆腐を取るのも効果的です。
Mgを比較的多く含むのは、そばなど伝統的な和の食材です。穀類(全粒穀物)、緑色野菜(緑の濃い野菜類:葉緑素の中心はMg)、海鮮魚介類(海藻と魚、貝類)、豆類、ナッツ類、バナナをはじめとする果物です。肉類はMgが少ないです。
研究者・専門家によるMgの啓発・情報サイト(http://mag21.jp)には、多くの情報が掲載されていますので、ぜひご覧になってください。
海原 毎日の生活に、大麦、玄米、16穀米、全粒粉などを加えるのもいいのですね。(了)
横田邦信 東京慈恵会医科大学大学院卒業、医学博士。東京慈恵会医科大学内科学講師、東京慈恵会医科大学教授を経て、現在は東京慈恵会医科大学客員教授。日本糖尿病学会功労学術評議員・日本健康予防医学会理事、元日本マグネシウム学会理事。
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12、長寿地域を調べてわかった、長寿の食生活+腸内細菌のこと
少し前、仕事の関係で「GI-Map」という海外の腸内細菌検査を受ける機会があったのだけど、意外な結果となった。
なんと私の腸には長寿菌といわれる特長的な腸内細菌が2種も高い割合で存在していることがわかった。
検査結果には「ファーミキューテス菌」「アッカーマンシア菌」が特に「High」+高い数値が表記されていた。
■古代人の腸内細菌「ファーミキューテス菌」
つい先日のこと、
長年腸内細菌の研究を続けている京都府立医科大学大学院の内藤裕二教授の講座を受講したところ、長寿というテーマで上記2種の腸内細菌のお話が詳しく出てきた。
まずファーミキューテス菌。
本来は肥満菌といわれ、少し前までは現代人にとって体に良くない菌といわれてきた。
ところがこの菌が日本の古代人(1000~2000年前)の腸内細菌に非常に多いことがわかったのだという。
ロマンチックだ。
古代人は動物性脂肪や砂糖は摂っていない。
次第に古代から腸内細菌は変化してゆき、都市化、工業化によりかつてあった腸内細菌を失っていったと見ているそうだ。
■長寿者が多い地域も「ファーミキューテス菌」が多い
さらに長寿者が多くて有名な京丹後市の65歳以上の腸内細菌を調べたところ、同じくファーミキューテス菌が多いことがわかった。
現在の京丹後市には、京都府に比べると100歳を越える長寿が多く、サルコペニアもフレイルも少ない(100歳以上は10万人に対して65人 vs 160人)。
元々人口の出入りが少ない地域で、食生活もタンパク質は豆類、小魚類から摂り、海藻や根菜類、全粒穀類などからの食物繊維が非常に多いのだそう。
またイモ類、果実など。
こうして、ファーミキューテス菌はどうやら日本人の身体にはとても良い菌=長寿菌という風に変わったそうだ。
(もちろん長寿の人はこの2種以外にも酪酸産生菌群が多かったりそのほかにも特徴はある)
京都府や都心部、また工業国になればなるほど、このファーミキューテス菌は減る。
■奄美諸島の長寿に多い「アッカーマン菌」
そしてもう一つのアッカーマン菌。
これも長寿菌で、奄美諸島の高齢女性にこの菌の保有率が高いことがわかっている。
これを踏まえてヨーロッパでアッカーマン菌を3カ月経口投与するテストを行ったところ、「インスリン感受性が28%改善」「体重が2、3㎏減」「肝機能改善」などのポジティブな結果が得られたという。
ところで、この2種の長寿菌は、男性はほとんど持ち合わせていないという。
男性といえば、平均寿命の日本一の地域は滋賀県とのことだ。
すべての疾患で死亡率が低いという。
こちらの理由もやはり日本食スコアが高い点、また運動をよくする高齢者が多いとのこと。
■やはり遺伝…?
私がこの2種の長寿菌を持っている理由を考えた。
思い出したのは、母方の祖母が今の京丹後地域出身であったこと。
祖母は93歳、祖母のお母さんは100歳まで生きていたし…やっぱり長生きなほうなのかも。
とはいえ今さら「〇〇だから長寿」とか「〇〇すれば寿命がのびる」なんてことは全く考えてはいない。
ところで「腸内細菌叢は食べたものなどで日々変わっていく」という。
本当にそれだけなのだろうか?
地域によって目立った腸内細菌があるとなれば、確かにその地域特有の食生活や気候などにも影響を受けているのかもしれない。
でも、京丹後地域出身の祖母を持つ私も、そして母も東京在住だ。
やはり遺伝もあるのではないかなんて勝手に思ってしまう。
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13、元気な高齢者は酪酸産生菌を多く持つ。丹後地域在住高齢者の便をメタ解析
以前にこちらに投稿させていただいた個人体験記「長寿地域を調べてわかった、長寿の食生活+腸内細菌のこと」では、京都府立医科大学大学院の内藤裕二教授等の研究結果に基づいて書かせていただいた。
以下の記事では、酪酸産生菌を多く持つ高齢者が身体機能が良好であることを同教授が明らかにしている。
私もドラッグストアなどで手軽に購入できる酪酸産生菌「ミヤBM」を習慣でガリガリと食べている。
オススメだ。
↓ ↓ ↓
「元気な高齢者は酪酸産生菌を多く持つ。
丹後地域在住高齢者の便をメタ解析」
(「medical tribune」2021年07月28日より)
京都府北部の京丹後市、宮津市、与謝野町、伊根町からなる丹後地域は日本有数の健康長寿地域として知られている。京都府立医科大学大学院消化器内科学の安田剛士氏、高木智久氏、内藤裕二氏らのグループは、丹後地域における高齢者の便のメタゲノム解析(16SrRNA解析)により、高齢者の身体機能と腸内細菌叢の関連について検討し、その結果を第21回日本抗加齢医学会(6月25~27日、ウェブ併催)で発表。酪酸産生菌を多く含む特定の菌群を有する高齢者は、身体機能が良好であることを明らかにした。
■腸内細菌叢とサルコペニアの関係を検討
安田氏らは、2017年8月30日~19年3月31日に地域健診を受診した丹後地域に居住する65歳以上の高齢者321例(女性60.1%、年齢中央値73.4歳、BMI中央値23.1)を対象に、便の解析と身体機能測定を行った。身体機能の判定には、筋力や身体機能の低下状態の指標であるサルコペニアの診断基準AWGS2019を用い、最大歩行速度が毎秒1.0m未満、握力が男性28kg未満、女性18kg未満の被験者を身体機能低下例と定義した。いずれかの基準を下回ったのは30例(男性15例、女性15例)だった。
これらのデータを基に、腸内細菌叢と歩行速度および握力との関係について男女別に解析を行った。歩行速度との関連を見ると、男性では8菌群、女性では3菌群に正の相関があり、そのうち男性では6菌群、女性では1菌群が酪酸産生菌だった(図1)。握力との関連においては、男性では6菌群、女性では4菌群に正の相関があり、そのうち男性では5菌群、女性では3菌群とこちらでも酪酸産生菌が多くを占めた。
一方、歩行速度については男性では6菌群、女性では3菌群で負の相関が認められた。酪酸産生菌は男性では6菌群中2菌群、女性では3菌群中1菌群で、正の相関があった菌群と比較すると少なかった。握力に関しては、男性では6菌群、女性では3菌群で負の相関が見られ、うち、酪酸産生菌は男性で2菌群、女性で1菌群だった。
■ロジスティック回帰分析で健康な高齢者での菌群の占有率を検討
また、安田氏らは、サルコペニアとの関連が示唆されている性ホルモン、内分泌機能、骨密度、栄養状態について採血データと二重エネルギーX線吸収(DEXA)法を用いて測定し、これらのデータと正の相関のある菌群をクラスター解析により抽出。男女別に各クラスター内の菌占有率を調べ、男性で占有率が高かった菌群をGroup M+、女性で高かった菌群をGroup F+としたところ、Group M+では7菌群中上位5菌群、Group F+では7菌群中4菌群が酪酸産生菌だった(図2)。
図2.サルコペニアと正に相関する腸内細菌群
(図1、2とも安田剛士氏提供)
これらのデータを用い、良好な身体機能を予測するためのGroup M+、Group F+の占有率のカットオフ値をロジスティック回帰分析により算出。その結果、男性はGroup M+の菌を20.27%以上〔オッズ比(OR)4.53、95%CI 1.21~16.9、P=0.025〕、女性はGroup F+の菌を29.05%以上(同6.63、1.80~24.3、P=0.004)有していた場合、身体機能は有意に良好だった。
それに対し、サルコペニアと負に相関する菌群では男性は7菌群、女性は6菌群に負の相関が認められ、そのうち酪酸産生菌は男性で1菌群、女性で2菌群と、正の相関があった菌群に比べると少なかった。カットオフ値を算出すると、男性は17.19%以上(OR 2.53、95%CI 0.84~7.60、P=0.089)、女性は11.99%以上(同11.17、1.44~86.8、P=0.021 )これらの菌群を有していた場合に身体機能は不良な傾向にあることが分かった。
以上の結果から同氏は、「酪酸産生菌を多く含む特定の菌群の占有率が、高齢者の良好な身体機能の指標になりうる」と結んだ。
(中原将隆さん)
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14、「イソフラボンの摂取が多いと認知機能障害リスクが高まる」と国立がん研究センターが報告
(YAHOO!JAPAN ニュース 4/20(水) 23:00配信より)
国立がん研究センターの研究グループが、「イソフラボンの摂取が多いと認知機能障害リスクが高くなった」との研究結果を報告しました。このニュースについて中路医師に伺いました。
■研究グループが発表した報告とは?
編集部:
今回、国立がん研究センターの研究グループが報告した内容について教えてください。
中路先生:
今回のニュースは、国立がん研究センターがん対策研究所予防関連プロジェクトの研究グループ報告したものです。
調査の対象になったのは、1990年に長野県佐久保健所管内に在住していた男女のうち1995年と2000年に実施した食物摂取頻度調査票に回答した、うつの既往がなく2014~2015年におこなった「こころの検診」にも参加した1036人です。
対象者はイソフラボン、大豆製品全体、豆腐、味噌、納豆、発酵性大豆食品の摂取量の平均値を算出し、摂取量の多さで4つのグループに分類されました。
今回の研究では、イソフラボンの主な種類であるゲニステインとダイゼンの間で高い相関が認められたことから、ゲニステイン摂取量をイソフラボン摂取量の代替として用いています。
研究では、記憶やそのほかの認知機能に関する4つの検査と医師の判定により、軽度認知障害(MCI)が346例、認知症が46例と、併せて392例が認知機能障害と診断されました。
解析の結果、イソフラボンの摂取量が多い群ほど認知機能障害のリスクは上昇したということです。
一方で、大豆製品の摂取量、豆腐、味噌、納豆、発酵性大豆食品の摂取量については、認知機能障害との関連は認められませんでした。
■今回の報告への受け止めは?
編集部:
国立がん研究センターの研究グループが報告した内容への受け止めを教えてください。
中路先生:
この臨床研究において研究グループは、長野県の住民を対象とし、イソフラボンの摂取量が多い群ほど認知機能障害のリスクは上昇する一方で、大豆製品の摂取量、豆腐、味噌、納豆、発酵性大豆食品の摂取量については、認知機能障害との関連は認められなかったと報告しています。
したがって、認知機能障害と食生活との関連を知るうえで、大変興味深い貴重な研究報告です。
しかし、「イソフラボンの多量摂取例は高齢者に多く、年齢によるバイアスを除外できなかった可能性」「もともと対象は大豆の摂取量が多く、高リスク群の摂取量は、これまでの研究報告と比較して多かった可能性」「イソフラボンは腸内細菌によりエクオールに代謝されるが、代謝されない場合もあるため、イソフラボン摂取量が体内での作用する量を正確に反映していない可能性」など、研究の限界も指摘されています。
今後、同様のテーマでのさらなる研究報告の集積が期待されます。